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厚生労働省は20日、医師の配置数が医療法上の「標準」に適合している施設の割合(適合率)が2010年度は91.8%で、前年度から1.8ポイント改善されたと発表した。医師数の適合率は06年度85.0%、07年度86.9%、08年度88.3%、09年度90.0%と、改善傾向が続いている。各都道府県が実施した立ち入り検査の結果を集計した。
医師数の適合率を地域別に見ると、最高は「近畿」の97.0%(前年度比1.5ポイント増)。一方、最低の「北海道・東北」では81.6%(3.8ポイント増)と、全国平均を10ポイント以上割り込んだ。また、病院の種類別では、「精神病院」の95.0%(1.6ポイント増)に対し、「一般病院」は91.2%(1.8ポイント増)だった。
看護師・准看護師数の適合率は06年度98.5%、07年度98.8%、08年度98.9%、09年度99.2%、10年度99.4%と、医師よりも高めに推移している。地域別に見ると、最高は「四国」の100%(0.7ポイント増)で、最低の「関東」では98.4%(増減なし)。
医師、看護師・准看護師の両方を標準数以上配置している病院の割合は90.7%だった。
立ち入り検査は医療法の規定に基づき都道府県が実施している。10年度の立ち入り施設数は全8667病院中8199病院(実施率94.6%)だった。【兼松昭夫】
国内の二輪車4社は19日、都内のホテルで合同の記者会見を開いた。その席上、ホンダの大山龍寛専務は二輪車の高速料金について、「高すぎる。普通車の半額が妥当」と述べ、このほど国土交通省などへ料金引き下げの要望書を提出した。
[関連写真]
大山専務によると、二輪車の高速料金は「軽自動車等」に含まれていて、「普通車」の料金を1とすると、0.8の比率に設定されている。ライダーからは「不公平」との指摘がある。確かに2人までしか乗れない二輪車が4人乗れる軽自動車と同じ分類というのはおかしいと言わざるを得ない。
そのうえで、大山専務は「二輪車の高速料金が普通車の半額に引き下げられた場合、二輪車ユーザーの高速道路利用回数は年間平均2.4倍に、利用距離は年間で平均2.3倍に増大するとの結果も出ており、高速道路料金の収入増が期待できる」と強調した。
筆者も二輪車に乗っており、言われてみればそうかも知れない。事実、高速料金が1000円だったときは東北道で青森県や秋田県まで何度か行くことがあった。それが休日半額料金のときは宮城県や山形県まで、そして割引がないときは栃木県までという具合だった。当然、遠くに行けば行くほど、高速道路のサービスエリアでガソリンを給油し、ものを買うことが多くなる。高速料金が安いときは、その分サービスエリアでお金を使ったものだった。
「税金、保険など二輪車にかかるさまざまな料金は、普通車や軽自動車から独立した設定になっているのが一般的である。高速道路の料金区分においても、二輪車を軽自動車等の区分から独立させるように働きかけていきたい」と大山専務は話していた。
《レスポンス 山田清志》
警視庁は1日、「2012 秋の交通安全運動」の概要を発表した。
「やさしさが 走るこの街 この道路」をメーンスローガンとし、子どもと高齢者の事故防止を運動の基本とする。
[関連写真]
また、夕暮れ・夜間時の歩行者と自転車の事故防止、全座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶、二輪車の事故防止を重点項目とし、交通事故死ゼロを目指す。
期間は、9月21~30日。
《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》
防衛医大病院(埼玉県所沢市並木)が発注した粉ミルクの一般競争入札をめぐり乳業大手4社と談合したとして、競争入札妨害容疑で同病院医事課給食班の栄養士、土橋義広容疑者(56)が逮捕された。県警は長年、土橋容疑者が談合を差配し、何らかの見返りを得ていた疑いもあるとみて慎重に捜査している。仕事にひたむきで、家族を愛する“家庭人”とみられていたベテラン防衛技官に何があったのか。(中村昌史)
■「良き父親がなぜ」
「何かの間違いだ。信じられない…」。土橋容疑者の突然の逮捕に、所沢市内の自宅周辺の住民らも動揺を隠せなかった。土橋容疑者方は事件後、ひっそりと静まりかえっている。
住民によると、土橋容疑者は妻、長男、長女と4人暮らし。生活に困った様子はなかったという。年に数回行われる地元の清掃に積極的に参加。夏は、子供らと自宅前で花火を楽しむ姿が見かけられていた。
「毎朝、自転車で通勤していた。気さくにあいさつしてくれて…。子供連れでよく出かけていて、見るからに良き父親だった」。近所の男性は驚きをあらわにする。別の男性も「借金とか、トラブルとか絶対にない。悪い噂はひとつも聞いたことない」と絶句した。
おとなしく、まじめな人柄で知られた土橋容疑者。だが、県警は今回の事件を土橋容疑者の差配による実質的な官製談合だったとみて、裏付けを進めている。
■価格にメリット?各社の意図は…
県警の捜査では、土橋容疑者は7年以上前から、談合を主導していた疑いが浮上している。応札していたのは森永乳業、明治、アイクレオ、ビーンスターク・スノーの4社。県警の任意捜査に、各社の営業担当者は談合を認めている。
「市場水準を上回る価格で、確実に納入先が確保できるのは大きかったはず」
捜査関係者は、業者側のメリットをこう分析する。一般の病院では、粉ミルクを1キロあたり数百円や、無料で納入する業者もいるという。購入者は、乳児が退院後も同じ銘柄を使う傾向が強く、長く購入してもらえる見込みがあるからだ。
県警の調べでは、4社は平成22年3月下旬から23年9月下旬、計4回の一般競争入札で、1キロあたり1千円前後で順番に落札した疑いがあり、約12万~54万円分を納入していたとみられる。過去の落札価格も、ほぼ同額で推移していたことが分かっている。
「土橋容疑者の指示通りに落札していた」。営業担当者は県警の調べに、こう供述。各社も同様の認識を示している。ただ、土橋容疑者との“関係”は、異動の際も重要な引き継ぎ事項だったといい、応札も現場の一存では決められないことから、県警は各社に引き続き事情を聴いている。
■管理体制に問題?
一方で、事件の背景に、土橋容疑者の職務の専門性があったとの見方もある。
栄養士として勤務していた土橋容疑者は、昭和54年に採用後、異動はなく、一貫して現部署に勤務した。同病院は「専門性のある職員は、結果的に同じ分野を長期間担当することになる」と説明する。
土橋容疑者は、採用後間もなく入札事務を任され、逮捕時は最古参の職員として、同病院が調達する生鮮食料品や缶詰、ベビーフードなど、約400品目の入札事務を一手に取り仕切っていた。
さらに、捜査関係者は「病院側の管理体制が事件の一因になった可能性がある」とも指摘する。
通常、入札では事務担当者が適切な予定価格を算定するなどして書類を作成。上司が決裁し、問題点がないか確認する。しかし、同病院では、落札業者が決定してから、土橋容疑者が入札に関する書類を作成。上司は事後承諾していた可能性があるという。
結果的に、談合の疑いは長期間、露見することはなく、捜査の端緒となったのは内部通報だった。
「土橋容疑者は、入札すべてを調整できる立場。この状況でチェックが機能しなければ、あまりにもずさんだ」。捜査関係者はこう語る。県警は土橋容疑者の動機や事件前後の経緯について、さらに調べている。