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阪神は2日、本拠地・甲子園球場での広島戦に3対1と勝利した。延長11回に新井良太の10号2ランでサヨナラ勝ちを収めた。
以下は和田豊監督のコメント。
「(劇的なサヨナラだったが?)(新井)良太の思い切りの良いスイングだったが、風がいつもと逆で打った瞬間にいくかなぁという当たりだった。大和が塁にいることで相手が警戒して、真っすぐが多くなっているのを読んで打ったかな。最初は4番目(の打者)ということだったが、何とか追いつこうと研究してやっているものが出ている。
(歳内宏明のピッチングについては?)完全に合格点。全くバタバタせず、落ち着いて投げられた。回を追うごとに真っすぐのキレも良くなって、もうちょっと見たかった。5回が終わって本人に確認したら、初回はかなり緊張していたみたいだけど、ランナーを背負っても抑えて、何か“持っている”選手で非常に楽しみ。初登板ということで5回100球をめどにしていた。1点取られたけど、粘りが勝ちにつながった。
(5回はその歳内のところで、代打・金本知憲でしたね?)マエケン(前田健太)からそう何度もチャンスが無いんじゃないかと、早めに勝負を懸けた。頼りになる選手です。
(監督の誕生日にうれしい勝利ですね?)こんな形で選手がプレゼントしてくれるとは。これを弾みにして、一つでも上に上がれるように。
(巨人が勝ったため、優勝の可能性が完全に消えてしまいましたが?)スタートはそこを目指してやってきたから非常に残念だけど、まだ終わったわけじゃないからね。何とかクライマックスに食い込めるようやっていきます」
取材協力:野球専門誌 Baseball Times
日本からの友人の便りに「野菜スープにファッロを入れて食べたが歯応えがありうまかった」とあってびっくりした。
ファッロは日本ではスペルト小麦と呼ばれるらしい。古来、中近東や地中海沿岸で栽培されてきた穀物で、日本のソバやヒエのように荒れた土地でも寒冷地でも収穫できるため、小麦の脇役として貴重な食品であった。ローマ時代には、滋養のある穀物として新婚夫婦が子供を授かるようにと豊饒(ほうじょう)の女神に供えたり、この粉で作ったパンや菓子を夫婦で一緒に食べて子孫の繁栄を祈ったりしたともいわれる。
だが、中世になり麦の品種が多様化し、収穫量が多く味の良い現在の小麦の栽培が広まると、忘れ去られ、イタリア中部トスカーナ州やウンブリア州の山間地の農家の食べ物として細々と生き長らえてきた。
近年、田舎の隠れた食材や伝統料理探しがブームになると、ファッロの良質なタンパクやミネラル、ビタミンBの豊富な含有量が見直されてきた。その結果、パンやケーキ用の粉として、また、粒のまま野菜スープなどに使われるようになった。このファッロが日本で売られていると知り、驚いたわけだ。外国の古来種もいいのだが、日本も古来種の見直しに努力をしたらどうだろうか。(坂本鉄男)
アイアンマンや超人ハルク、キャプテン・アメリカといったアメコミの人気ヒーローが登場する映画「アベンジャーズ」が、8月14日の公開から12日間で興行収入20億円を突破し、今年の洋画で最速となった。
世界での興収は同月27日までの集計で14億9180万ドル。「アバター」(27億8230万ドル)、「タイタニック」(21億8520万ドル)に次ぐ第3位で、ジョス・ウェドン監督の続投による続編製作も早々と決まり、3年後に世界同時公開される。
日本では40代の洋画ファンから小学生同士のグループまで幅広い年代層が足を運んでいる。「アメコミものは『スパイダーマン』以外は厳しい」というのが日本の洋画界の常識だったが、そのジンクスを吹き飛ばした。
【衝撃事件の核心】
東京大学医科学研究所の院生の男(27)=川崎市中原区=が8月、アパートの敷地内に侵入したとして、住居侵入容疑で神奈川県警に逮捕された。「生活音を録音していた」-。アパート住人の女性宅玄関の郵便受けには、パンティーストッキングに入れたICレコーダー(録音機)が仕掛けられていた。男はそのブツを回収しようとしたところを、張り込んでいた捜査員に取り押さえられた。ほかの女性宅にも同様の“仕掛け”をしていたというが、目的は何だったのか…。(田中俊之)
■家事の合間に…
県警中原署によると、8月20日夜、川崎市中原区のアパート1階に住む20代のアルバイト女性から「玄関の郵便受けにICレコーダーを仕掛けられた」と110番通報があった。
女性はこの日、午後6時半ごろに勤務先から帰宅。その際には、郵便受けに不審点は何も見当たらなかった。しかし、家事などを済ませた約3時間後の午後9時半ごろ、女性が再び郵便受けをのぞいてみると、中にはパンストにくるまれたICレコーダーが仕掛けられていたのだ。
パンストの一部は郵便受けから玄関の外側に垂らされており、外側から回収できる仕組みになっていた。「犯人は必ず取りに戻ってくる」。女性からの通報で駆けつけた捜査員はこの仕掛けを見て確信し、女性宅で張り込むことを決めた。パンストにくるまれたICレコーダーを手に、捜査員は静かに“その時”を待った。
■同様手口ほかにも5件
そして、待ち始めてから2時間が過ぎたころ、ドアの向こう側で何者かがパンストを引っ張った。捜査員の読み通り、何者かが仕掛けたICレコーダーの回収にやってきたのだ。
玄関から捜査員が飛び出すと、そこにいた男は驚いてすぐに逃走。近くにある別のアパート敷地内に逃げ込んだが、捜査員に発見されてあえなく御用となった。
男は調べに対し、「(女性宅の)生活音を録音していた」と供述。女性とは面識がなかった。このアパート周辺では昨年12月から同様の通報がほかにも5件あったが、これらへの関与もほのめかしているという。
男は深く反省していることなどから翌21日に釈放された。今後も捜査は継続されるが、今のところ、どんな目的で男が女性の生活音を集めていたのかは明らかになっていない。
■何を聴いていた?
捜査関係者は、盗聴するためのこのような仕掛けを見たのは初めてだといい、「確かにこれなら被害者の目に触れず回収することができるが、あまりにも大胆で、すぐにばれることは分かると思うが…」と最高学府の学生による不可解な行動に首をかしげる。
その目的についても「ICレコーダーにはトイレの水を流す音や水道を使う音などが録音されていたが、これが聞きたかったのか…。性行為などの音を取るために盗聴器を仕掛けられることはあるが、それが狙いなのかは分からない」という。
インターネットの掲示板には、このニュースに対して、「郵便受けに盗聴しかけて一体何が聴こえるというのか…」「トイレの水が流れる音を聞く変態もいる」などと、さまざまな意見が投稿されている。ただ、結局のところ、真意は本人にしか分からない。
甲高い声が、小平グランドに帰ってきた。自然と周りも明るくなるその声の主は「もうちょっとかな。まだ大きなゲームになると、目が慣れていないから、どうもうまくいかない」と言った。
J1・FC東京のMF羽生直剛が左足足底筋膜炎のけがから復帰した。32歳となる年齢は、チーム最年長のルーカスに次いで上から数えて2番目。ただし、背中で語る前に、ついつい声が出てしまうタイプらしい。周りを茶化し、茶化されてチームを盛り上げる。取っ付き易いベテラン選手が、ピッチに立つと、自然と小平のピッチが華やいだ。
練習では、ミニゲームで自ら放ったシュートがゴールに決まると、右手を高々と挙げて派手に喜び、チームメートの好プレーには「ナイス」と大声で応えた。ランコ・ポポヴィッチ監督は、その姿に「ニュウ(羽生)を見ているだけで気持ちよくなるよ」と笑顔をつくる。ただし、こうも付け加えた。
「若い選手たちには、ニュウと練習できることを普通だと思ってほしくない。ニュウからは見習うべき数多くのことがある。そういう選手の近くでプレーする、学ぶことで自らの成長を早めることができる。だから、彼が今ここにいることは当たり前だと思ってほしくない」
決まって週に一度は、練習終わりに芝生の上に座り込み、周りを見渡しながら考えにふける。そうした時間が、羽生をピートの効いたモルトウイスキーのように味わい深い独特の香りを放つ選手にした。
常にプレーに意図を忍ばせてきた。羽生が走ればスペースが生まれ、守備では最も危険な場所をいち早く埋めた。何気なく発した声であってもそれが誰に向けられ、どのタイミングだったのかを見ると、それだけでなるほどと思わせる。羽生の復帰は、けが人続出で不安定な戦いを続けてきたFC東京にとってはあまりにも大きな話題だ。
さらに、今節の横浜F・マリノス戦からベンチに座ることが濃厚となった。「練習試合にも出ていないし、ちょっと長いボールの距離感が合わなかったりする。まだまだですね」と言いつつも、羽生は今自分にできることを探している。それがこの言葉一つとっても分かる。
「おいしいところは、狙っていきますよ」
取材・文:馬場康平