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【衝撃事件の核心】
東京大学医科学研究所の院生の男(27)=川崎市中原区=が8月、アパートの敷地内に侵入したとして、住居侵入容疑で神奈川県警に逮捕された。「生活音を録音していた」-。アパート住人の女性宅玄関の郵便受けには、パンティーストッキングに入れたICレコーダー(録音機)が仕掛けられていた。男はそのブツを回収しようとしたところを、張り込んでいた捜査員に取り押さえられた。ほかの女性宅にも同様の“仕掛け”をしていたというが、目的は何だったのか…。(田中俊之)
■家事の合間に…
県警中原署によると、8月20日夜、川崎市中原区のアパート1階に住む20代のアルバイト女性から「玄関の郵便受けにICレコーダーを仕掛けられた」と110番通報があった。
女性はこの日、午後6時半ごろに勤務先から帰宅。その際には、郵便受けに不審点は何も見当たらなかった。しかし、家事などを済ませた約3時間後の午後9時半ごろ、女性が再び郵便受けをのぞいてみると、中にはパンストにくるまれたICレコーダーが仕掛けられていたのだ。
パンストの一部は郵便受けから玄関の外側に垂らされており、外側から回収できる仕組みになっていた。「犯人は必ず取りに戻ってくる」。女性からの通報で駆けつけた捜査員はこの仕掛けを見て確信し、女性宅で張り込むことを決めた。パンストにくるまれたICレコーダーを手に、捜査員は静かに“その時”を待った。
■同様手口ほかにも5件
そして、待ち始めてから2時間が過ぎたころ、ドアの向こう側で何者かがパンストを引っ張った。捜査員の読み通り、何者かが仕掛けたICレコーダーの回収にやってきたのだ。
玄関から捜査員が飛び出すと、そこにいた男は驚いてすぐに逃走。近くにある別のアパート敷地内に逃げ込んだが、捜査員に発見されてあえなく御用となった。
男は調べに対し、「(女性宅の)生活音を録音していた」と供述。女性とは面識がなかった。このアパート周辺では昨年12月から同様の通報がほかにも5件あったが、これらへの関与もほのめかしているという。
男は深く反省していることなどから翌21日に釈放された。今後も捜査は継続されるが、今のところ、どんな目的で男が女性の生活音を集めていたのかは明らかになっていない。
■何を聴いていた?
捜査関係者は、盗聴するためのこのような仕掛けを見たのは初めてだといい、「確かにこれなら被害者の目に触れず回収することができるが、あまりにも大胆で、すぐにばれることは分かると思うが…」と最高学府の学生による不可解な行動に首をかしげる。
その目的についても「ICレコーダーにはトイレの水を流す音や水道を使う音などが録音されていたが、これが聞きたかったのか…。性行為などの音を取るために盗聴器を仕掛けられることはあるが、それが狙いなのかは分からない」という。
インターネットの掲示板には、このニュースに対して、「郵便受けに盗聴しかけて一体何が聴こえるというのか…」「トイレの水が流れる音を聞く変態もいる」などと、さまざまな意見が投稿されている。ただ、結局のところ、真意は本人にしか分からない。