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 東日本大震災から1年8カ月。東電福島第1原発事故で、全村避難となった飯舘村出身の記者が福島支局に赴任し、故郷の現実を見つめた。

 ◆人の世話になって生かされている。人に頼られて恩を返していける

 雲ひとつない。真っ青な空と、赤や黄色に葉を染めた木々が美しいコントラストを描いている。

 「帰還困難区域」に指定された福島県飯舘村長(なが)泥(どろ)地区は、四季折々の花が楽しめることで知られる。その長泥に通じる道路は人工的な緑色のバリケードで封鎖されている。

 長泥地区の区長、鴫(しぎ)原(はら)良友さん(62)は封鎖された後も、村の許可を得て何度か帰宅している。今月4日も自宅周辺の様子を確認するため、長泥に足を踏み入れた。同行してみると、鴫原さんの田んぼには黒いポリ袋が山積みになっていた。放射能を除染した土が詰め込まれている。

 「仮置き場も決まってないんだよ。仮仮置き場だ」

 ぶっきらぼうな口調に、憤りが感じられる。

 避難指示解除の見込み時期は事故発生時から6年後。つまり今からでも4年以上先になることが10月に決まったばかりだ。

 「長いトンネルの中にいる。前も後ろも暗い。帰れるのか、帰れないのか。考えると眠れない」

 稲刈り後のわらが積まれているはずの田んぼに、すすきの穂が風に揺れる。その姿が悲しかった。

 長泥地区の住民が福島市の飯坂温泉に顔をそろえたのは、9月30日だった。日帰りの交流会。東日本大震災以降、避難先から懐かしい面々が集まるのは2回目だ。その数約150人。久々の再会に鴫原さんは顔をほころばせた。

 「どこに住んでんだ」

 「体は大丈夫か」

 お互いを気遣う会話が飛び交う。昨年11月の交流会は暗かった。でも、今回は違った。鹿児島・奄美大島の盆踊りの余興も飛び出し、大いに盛り上がった。

 「昨年の右往左往している状態と違って、仕事や家も決まり、みんな余裕ができたんだと思う」

 鴫原さんが「来年、奄美の人たちに教わった三(さん)線(しん)をみんなでやろう」と提案すると、みんなうなずいた。「一緒に帰れるなら、帰りたい」。再会して改めて、ふるさとを感じた。

 鴫原さんは父親が病気を患い、小学校時代から親戚のもとで暮らした。「いろんな人にずっと世話になっていたから、いまは自分がやらないといけないと思うんだ」。その思いが震災後、区長としてのがんばりにつながっている。

 東京電力福島第1原発事故後の昨年3月17日、放射線量の計測器を持ち白い防護服を着た人たちを長泥で見かけた。数値は毎時95・1マイクロシーベルト。国際原子力機関(IAEA)が定める通常値を950倍も上回っていた。

 それを知らされたのは3月が終わるころだった。その間、長泥の住民は普段着のまま過ごしていた。

 「本当に頭に来た。放射能がこんなにひどいとは知らなかったんだから」

 鴫原さんら長泥の住民は今年7月、高い線量の中での生活を余儀なくされた被(ひ)曝(ばく)の慰謝料などを求め、原子力損害賠償紛争解決センターに和解の仲介を申し立てた。弁護団の一人は「国や村にはっきり物を言ってくれる。鴫原さんだからこそ、長泥の住民はまとまっている」と話す。

 妻の美佐江さん(58)は「お父さんは忙しくて、家にいるのは珍しいの」と笑う。

 鴫原さんは少し照れながら受け止める。「70歳や80歳になったとき、どうなっているのかな。人の世話になりたくないと思っていたけど、今はそれで生かされている。人に頼られて恩を返していけるんだと思う」

 田んぼも牛も失った。「ベコ(牛)飼って米作って孫と遊んで。それでいがったんだ」。そんな日常が戻ってくるかも想像できないが、旧知の人たちがふるさとを思って、どこかで生きていることが支えだ。「長く暗いトンネル」の中で先は見えないが、長泥の未来を信じて前を向く。(大渡美咲)

 ■大渡美咲 昭和58年、福島県飯舘村生まれ。村立草野小、飯舘中、県立原町高校を卒業。関西大学を卒業し、平成18年に産経新聞社入社。和歌山支局、横浜総局、社会部を経て、24年10月から福島支局。



引用:全村避難の福島・飯舘村出身 記者が見つめた故郷の現実



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