10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ジムで運動していても、残りの時間のほとんどを座って過ごすなら、健康を保つのには不十分かもしれない──。
米政府の調査によると、米国民は以前よりも座っている時間が長いという。定期的に運動をする人の間でさえも、これは問題となっている。
最近ますます人気になっているのが、フィットビットやジョウボーン、ナイキといったメーカーの小さな電子機器を使い日常の体の動きを測定する方法だ。これらの機器のなかには歩数計のほかに、動きの速さを計測して消費カロリーを計算する、より洗練された加速度計として知られるものもある。
ノースウエスタン大学のセンター・フォー・ビヘイビア・アンド・ヘルスでディレクターを務めるボニー・スプリング氏は「われわれは運動に焦点を当て、1日30分程度の中程度から活発な活動を行うことを奨励してきた。しかし、それほど注目していなかったのは、1日の残りの時間をどう過ごしているかということ だ」と話す。
米スポーツ医学会の学会誌メディスン・アンド・サイエンス・イン・スポーツ・アンド・エクササイズ(MSSE)に掲載された2010年の研究によると、米国民の歩数は平均で1日5117歩だという。しかし、米心臓学会やほかの専門家によると、理想は1万歩だ。この研究の共同執筆者でテネシー大学のデービッド・バセット・ジュニア教授によると、複数の研究でこういった摂生が緩やかな減量につながり、糖尿病のリスクを抱える人の耐糖能を高めるといったことなどの利点があることがわかったという。同教授は運動学やレクリエーション、スポーツに関する研究を行う学部で教えている。
1マイル(約1.6キロメートル)を歩くのは約2000歩に等しい。また、階段を10段上がるのは平たんな場所の38歩とほぼ等しいとバセット氏は指摘する。
24万人を超える成人を対象に8年半にわたり実施された研究では、テレビを長時間見る人は心臓血管系の疾患によるものを含めた死亡率が高いことがわかった。週に7時間以上の中程度から活発な運動をする人もこれには含まれている。学術誌アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションに2012年に掲載されたこの研究は、テレビの鑑賞時間と腰を下ろしている時間をすべて「座位」の姿勢を取った時間としてとらえた。
研究の筆頭執筆者で国立衛生研究所の調査員であるチャールズ・マシューズ氏は「研究結果は、あまりに長い時間を座ったままで過ごすことに伴うリスクを消すには運動だけでは十分ではないことを示唆している」と述べた。政府による調査から推測されるのは、仕事以外で座ったままでいる時間は1965年から2009 年までの間に約40%増えた、とマシューズ氏は指摘する。
2005年の研究によると、相対的に肥満率の低いコロラド州の住民の歩数は平均で1日6500歩だった。対照的に、肥満率の高いテネシーとアーカンソー両州の住民の歩数は1日平均4500歩だった。コロラド大学のアンシューツ・ヘルス・アンド・ウエルネス・センターでエグゼクティブ・ディレクターを務めるジェームズ・ヒル氏は「それが明らかな原因と結果なのかはわからない。しかし、肥満率が低い州の歩数が多いことは確かだ」と話す。