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この時期になると慌ただしくなるのがテレビ局の春の番組改編。滝川クリステルの「Mr.サンデー」降板など、少しずつ大枠が固まりつつある。
今回、大きな話題になっているのは、フジテレビが「ドラマチック・サンデー」と冠し、2年前に新設したドラマから撤退することだ。芦田愛菜と鈴木福の「マルモのおきて」の大ヒットでTBSの「日曜劇場」に肉薄したが、それもつかの間、昨年はオダギリジョー主演の「家族のうた」が3%台を連発し、あえなく打ち切りが決まった。
「フジは04年から10年までの7年間、年間視聴率3冠王に君臨していましたが、今では日テレ、テレ朝に続く第3位。ドラマチック・サンデーの低迷が足を引っ張った感は否めません。この放送枠は花王の単独提供です。機嫌を損ねないためには視聴率を回復させなければなりません。お家芸のバラエティーにします」(マスコミ関係者)
他にも、日テレが「ガチガセ」などゴールデン枠のバラエティー2本を打ち切ったり、テレ朝が「刑事110キロ」「二人の刑事」「遺留捜査」と週に3本も刑事ドラマを放送するなど、いくつかトピックがあるが、意外なのは“打ち切り確実”といわれていたロートル司会者たちの番組がすべて残ったことだ。
「タモリの『笑っていいとも!』は視聴率5%台をウロウロしていて、“タモリはもう終わり”なんて言う人がいますが、しっかり残ります。みのもんたの『朝ズバッ!』、小倉智昭の『とくダネ!』も続行です」(前出のマスコミ関係者)
それでも流れる“打ち切り説”。ベテランの首に鈴をつけたいスタッフがリークしているともっぱらだ。
日刊ゲンダイ
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