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「DEEP 59 IMPACT」が18日、東京・後楽園ホールで開催された。
この日のメーンは王者・前田吉朗vs.挑戦者・和田竜光によるDEEPバンタム級タイトルマッチ。2003年にデビューし、パンクラス、DEEP、PRIDE、WEC、DREAMと日本軽量級の第一線で戦ってきた前田が、大塚隆史、DJ.taikiを破り5連勝と伸び盛りの新鋭・和田を迎え撃った。
試合は時に打撃戦の様相を見せるものの、前田は蹴り足をキャッチ、タックルで入るなどしてグラウンドへ持ち込んでいく。倒されても立ち上がりの巧みな和田だが、前田はグラウンドコントロールに長け、マウント・バックを奪うなど、グラウンドの部分で和田に差を見せる。
ノーモーションの右を当て、右ハイでも脅かすなど優勢の和田はこのまま打撃戦で進めたかったものの、前田は各ラウンドでテークダウンしてグラウンドへ持ち込み、そしてやはりマウント→バックと進めて優勢を印象づけ、1・2Rを終える。さらに2Rにはプロレスのサイドバスターのように和田をマットに叩きつけ会場を沸かせる。
3Rに入るや、前田は和田のヒザを読んでいたかのようにキャッチしてテークダウン。グラウンドへ持ち込むと三度(みたび)マウントからバックへと移行する。パンチと鉄槌(てっつい)で和田に鼻血を呼び込んだ前田は、そこから腕を差し込みスリーパー。1・2Rはしのいできた和田だが、今回は外すことができず観念するかのようにタップアウト。前田が王座防衛を成し遂げた。
この日は、セミファイナルで“足関十段”今成正和が43歳のベテラン強豪・大石真丈に得意の足関(アンクルホールド)を極めて一本勝ちし、DJ.taikiも荒々しく打ち合いを仕掛け、赤尾セイジをフックでなぎ倒してノックアウト。前田、今成、DJがそれぞれ存在感を発揮した(3人はいずれもバンタム級)。
次回タイトルマッチの行方を巡り、いっそう混沌化したバンタム級だが、試合後揃ってインタビューに応じた前田と今成は「俺らの戦争は終わった」(前田)、「やりません」(今成)とそれぞれ答え、すでに対戦経験を持つことから再度のリマッチには消極的で、「これからは対若者」と共同戦線を張り、若手の壁となることを語っていた。