10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ロンドン五輪・サッカー女子1次リーグF組第2戦(28日、日本女子0-0スウェーデン女子、英コベントリー)金メダルを目指す日本女子代表「なでしこジャパン」(FIFAランク3位)がコベントリーで行われた1次リーグF組第2戦で、スウェーデン(同4位)と0-0で引き分けた。ともに1勝1分けの勝ち点4で、得失点差で日本は2位。それでも佐々木則夫監督(54)は「期待してください」と言い切った。カナダ(同7位)は3-0で南アフリカ(同61位)に快勝し、勝ち点3で3位、南アは2連敗。日本は31日の南ア戦に勝つか引き分ければ、同組2位以内での決勝トーナメント進出が決まる。
こじ開けられなかったゴールの前にも、佐々木監督の顔には笑顔と自信が浮かんでいた。
「決めきれなかったのは残念だが、次につながるゲームをやってくれたと思う。カナダ戦より成長してますので、みなさん期待してください」
試合後の指揮官は、あくまで収穫を強調。2-1と勝利した初戦のカナダ戦と比較しても、「いい試合だった」とキッパリ言いきった。
1次リーグ最大のライバル・スウェーデン。昨夏のドイツW杯準決勝、敵地に遠征した6月の親善試合で快勝し、「得意」の意識が強かった相手に、この日は苦戦した。日本対策を練ったスウェーデンは平均身長1メートル74の体格を生かし、徹底守備。後半途中からは8人が守備に回り、ゴール前で常に数的優位を作るなど、なでしこ攻撃陣のシュート14本は空砲に終わった。
「前線は決めなきゃいけないですよね。そこは次の反省」と苦笑いのノリさんだが、自らの采配は攻撃的だった。後半14分には「疲労感があるように見えた」と、ここまで五輪ですべてフル出場していた大黒柱のMF沢を下げ、「コンディションがよかった」というMF田中を投入。同36分にはチーム最年少19歳のFW岩渕に初めて、五輪のピッチを踏ませた。
引き分けは結果的に『吉』との見方もある。「ノリさんの思惑通りいったんで、よかったんじゃないですか」とニヤリ笑ったのは沢だ。2位通過ならブラジル、英国のいるE組2位と対戦するが、1位なら直近の対戦でいずれも惨敗している米国、フランスのいるG組2位と当たる。
「2位でいいと言ってしまったらみんなが動揺していたから、あんまり、ね」と口にしながらも、指揮官はあくまで笑顔。決勝トーナメント進出のために、南アフリカとの次戦は負けられない戦いとなったが、金メダル取りの大作を描く『スピルバーグ則夫』の前では、それも“シナリオ通り”なのかもしれない。